ドビュッシー / 前奏曲集2巻から第2曲 / 枯葉を選びました
深い響きの変遷が美しい曲です
アナリーゼ / 雑考
(嬰ハ短調)の調号 / ♯4つ
中盤に属音(♯ソ)バス保続音 / 終盤に主音(♯ド)バス保続音
最終小節は(嬰ハ長調)の主和音 / ピカルディ終始
一聴すると抽象的な印象ながらスコアは厳格
音階を固有の響き / 色としてとらえ作曲しています
その後のO.メシアンの作曲法に通じます
革新性と伝統的な作曲法の思考が同居しています
旋法から派生した和音を他の作曲家が同じように書いても
ドビュッシーとは全然違う響きに感じます
作曲者の音の選別が厳しく曖昧さがありません
音の動きに必然性が伴っていると感じます

設定された音階

録画機材 / Sony HDR-MV1