ショパン ワルツ 7番 嬰ハ短調 作品64-2 メモ

 

 

 

演奏にあたって留意する点を記します。

 

(1) 分散和音部分

 

16小節の楽節を2回演奏しますが、最初と2回目は表情付けが違います。

 

a) 最初はスラーが1小節毎につく、音量mf

 

b) 2回目はスラーが4小節-2小節単位に拡大、音量pp

 

c) 左パートも最初と2回目は微妙に違います。

(3拍目が休みの小節はピンクでマーク)

  (中音域で密集形C♯mを抑える部分を鉛筆でマーク)

 

 

 

 

 

(1-16小節)

右手、1小節ごとにスラーを切りながら、やや深めのタッチで演奏

 

(17-32小節)

4小節単位でスラーを大きくとり、軽いタッチで演奏

 

 

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(2) 中間部〜Des dur

 

 

最初の16小節のあと、右手パートが変奏されるのですが、これが以外と覚えにくく感じます。

 

小節をまたいだ旋律線のタイの多用に加え、リズムの変化が直感的-即興的に感じさせるからではないかと思います。

 

(案外、作曲者本人は、ここの部分の右手のメロディは毎回即興的に変えて演奏したのではないか?)

それぐらい、感覚的な旋律だと感じます。

 

(付点のリズム部分をピンクでマーク)

 

 

 

 

ここを切り取って演奏してみます。

 

 

 

(3) メモ

 

ちょっとした音のニュアンスの違い-こだわりを、細かく記譜した音楽だと思います。

 

Piu mosso〜分散和音の左手1-16小節と17-32小節の違いは、注意しないと聞き流してしまいます。

変奏せず同じように演奏しても、案外気がつかないんじゃないでしょうか。

 

中間部〜Des dur部分の旋律は、かなり入念に作り込まれていると思います。

即興的なニュアンスを大事にしたいと思います。