ブラームスは特に好きな作曲家です
オペラ以外のほぼ全ての形式の作品があり
どのジャンルも素晴らしい作品があります
作品118 (6つの小品) は晩年の作品です
ピアニスティックな効果よりも
和声の響き / 対位法の線的動きが重視された
渋い味わいのある作品です

中間部(嬰ヘ短調)の内声の動きが美しく効果的です
低音部に重心があり重層的な音の置き方は
いかにもブラームスらしい書法だと思います
ブラームス 118-2
音が重くならないように気をつけています
幾分、早めに弾いています
(解釈について / 雑考)
真ん中のコラール部
(*) una corda使用のlnet(遅く) / ppは軽く流すように弾きました
楽譜に従えばゆっくり静かに弾くところです
全体が緩慢になると思い、解釈を変えました
一般的に、6分前後で弾く曲だと思います
ブラームスの作品は低音域に比重がかかっています
さらに解釈を遅く(重く)するのはちょっと、、、、
と感じますがどうでしょう?
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バックハウス / 約5分
ルプー / 約6分
グールド / 6分30秒
どれも素晴らしいです
各々、感じたままに弾くのが良いと思います