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ラベル / 古風なるメヌエット / 弾いてみました

 

 

 

最初に、この曲を聴いたのはオーケストラ編曲版でした

オーケストラ編曲版のスコアは好きでよく眺めていました

 

ピアノ独奏版(1895年)

オーケストラ編曲版(1928年)

 

ピアノ独奏版からオーケストラ編曲版まで

約30年の開きがあります

 

ちなみに

ポピュラーな(亡き王女のためのパヴァーヌ)は

ピアノ独奏版(1899年)

オーケストラ編曲版(1910年)

です 

 

 

色彩豊かで開放的なオーケストラ編曲版と違って

ピアノ独奏版はもっと厳格な印象です 

 

(a)

鍵盤発想的なパッセージはなく、全くオーケストラ的なスコア

ある意味、ブラームスのピアノ曲的

 

(b)

手の大きさがネック(右手パート)

Cis保属音の所、10-11度を押さえる箇所が続きます

私は9度までしか押さえられないので分散和音で崩しています

 

(c)

両手の音域が重なる箇所

ラベルのピアノ曲は、これが多いです

 

 

 

ラベル / 古風なるメヌエット

 

(★)

 

左手Cis保属音-両手の音域が重なる部分が弾きにくく、右手と左手パートを一部差し替えて弾いています